Turquoise Blue 〜空色のベース〜
二曲目 『夢の翼』は
リナに向けて
弾いた
− …あのね 先輩
私が『見てる人』って
多分、違うよ
私は、見てるけど
ホントは
側に行きたいから、見てたんだ
駆け出して、手を振って
一緒に居たいから、見てたんだ
ただ、勇気が無かったの
だから、駆け出して
みっともなくても
先輩に駆け寄ったリナのが
ずっとずっと、先輩の事、想ってる
明日も、あさっても
先輩の名前を呼びたいから
…私いま
『彼』の側に行きたい
きっと何も
言えないかもしれないけど
みっともないトコから
始まったから
もう何でも言える気もするんだ
変な奴だけど
ベースと私を助けてくれた
掴み所無くて
もしかしたら、
先輩が言うみたいに
泣くかもしれないけど
Where we're going,
we don't need roads.
Where we're going,
we don't need ROSES.
ただ君の 名前を
呼ぶだけで いい
その為だけに
− 私は 歌ってる −