Turquoise Blue 〜空色のベース〜


「うわ…… わかるそれ
…私もちょっと変だったもん」


「シノが?!」


「…ほら
ユカが出て行って、私、
この人と
二人きりになったじゃない」


「うん」


「なんか
…舞い上がるっていうの?
髪乾かしてたみたいだから
やりましょうか?!とか
言っちゃって…

平気ですよ とか
彼に笑いながら言われて…

…あの人の
背中みてたらこう…

…………ムラムラ?」


『ムラムラ?!?!』


「も…全員で言わないでよぅ…
一瞬の気の迷いです…」

シノは顔を覆うけど
ニヤニヤしていた



マキちゃんは
「私はなんか嫌だったから
近寄らなかったけど…
…それが逆に意識してたのかな」


ユリちゃんは
「私は青山さんの
ベースをクルッとしたのに
ちょっとドキドキしたな〜」

「ユリちゃんも?!」




シノ……誰でもいいのか…





ギャアギャア騒いでた所に
コンコン と
部屋をノックする音





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