Turquoise Blue 〜空色のベース〜


「ししょー…もしや酔っ払い…?!」


『ぅあ… いや あー
少し、酔っ払ってもいるけど
っくく…

あー 確かに、
少し優しくしてやれとは言ったけど

カワイイって言うか不器用っていうか
何て言うか…』



電話口から少し離れた感じ
…マジ笑いしてる…




『あーー、あは ごめん
本題ね


…これから竹殿の
PLACE'Houseって
ライヴハウスなんだけど
来られるかな?』



− 後ろから、赤池さんと
緑川さんの声がする
『おいで〜!!』
『祝いじゃあああ!!!』



「そこって
急行の駅の側の
大きいライヴハウスの…?
って、すぐ近くじゃないですか!!」



『うん
今、竹殿のライヴハウスでね
知り合いばっかりで
ライヴついでにお祝いしてる』


「ああっ!!
ついさっきサイトでみました!!
おめでとうございます!!」


『ありがとう
皆誘って来てもいいし
蘭さんとかも居るよ』


「ホントですか?!」


『皆でセッションして遊ぼう』


「ええっ?!や…無理ですよ!!」


『師匠の命令。』



「…なんか師匠が強気だ。」



『基本強気ですよ?

あ、ちょっと待って
お前酒禁止って言ったろうが!!
ちょっと来い

だから
いいから来いって!!』


…また笑ってる



…ししょー

嬉しいんだな……








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