Turquoise Blue 〜空色のベース〜
リナは
道を渡ったコンビニから
ずっとこっちを見ている
私もきっと
……同じ顔してるんだ
マキちゃんが歩いて来た
「ユカ 戻ろう
一時間前だ」
「……うん」
加藤先輩が、
マキちゃんと私の背中を叩いた
「ガンバレよ!」
「はい」
マキちゃんが笑った
先輩は
道路を渡って
リナの側に行った
リナは
迷子になって、
やっと見つけて貰えたみたいな
顔をして
加藤先輩の顔を見ていた