クールな総支配人の迷子注意報?

「あぁ、これで十分だ。」
そう言いながらモグモグと食べ始める総支配人。

私もコーヒーを一口を飲む。
早く飲んで戻ろう……。

周りの目線が痛い。
総支配人は、気にすることなく今度は、
コーヒー飲んでいた。
その時だった。

「あ、こんなところに居た!」
そう言ってきたのは、小山さんだった。

「こ、小山さん!?」
私は、驚いて席を立ち上がった。

「代わってもらおうと思ったら
なかなか帰って来ないから心配したよ!
すぐにフロントに戻って。
あ、総支配人。ご一緒でしたか?お疲れ様です」
総支配人に頭を下げる小山さん。

「あぁ、お疲れ様」

「すみませんでした。
わ、私急いで戻ります!!」
私は、すぐさま謝罪をして食堂を逃げるように出た。

あぁ周りに誤解をされちゃうし
小山さんに注意をされてしまった!! 
しかも、2人で一緒に居るところを見られるし
最悪だ。どうしょう……。

もう泣きたい気分だった。

それに総支配人の行動もよく分からない。
何がしたいのだろうか……?
まるで周りに見せつけようとしたり……。

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