僕らの初恋青春譜
あれから一週間して美優からメールが入った。時間は"10時に美優の家に集合!"と書かれていたので遥と一緒に9時30分の電車に乗ることにした。
お泊まり会は2泊3日となり両方の手にはお土産や荷物とで重かった。
駅に着くと美優は迎えに来てくれていた。
「あっ!和恋〜。遥〜。」
大きな声でこちらに呼びかけて手を振るものだから周りにいた人からの目線が痛かった。
「おっ。美優出迎えありがとう。ここからすぐそこなの?」
「うん。そーだよ。ん?遥ってば心配しなくても大丈夫だってば!(笑)すぐそこだよ」
遥は暑いの苦手らしいから歩くのはもっての他辛いらしい。私は中学の時はバスケ部だったため暑いのは慣れているのだが……。それでも夏の暑さは肌にヂリヂリと来る。