僕らの初恋青春譜




ああ、黒澤君だ。いつもその定番の笑顔で笑って私のこと褒めてたり心配してくれたりしてくれたじゃん。何その見たこと無い顔。









泣きそう……?何で何で、黒澤君が泣きそうなの?










「大丈夫。こんなのちょっと洗えば大丈夫」










私がベンチから状態を起こしてそう言うと黒澤君の顔つきは変わった。











「お前な、もっと自分のこと大事にしろよ!前も俺言ったよな?俺や中村にもっと頼れって!幼なじみなんだから!そりゃあ、いざとなれば俺だって相談だって聞くよ。お前は!和恋はどうなの?俺らのことばっかり気持ちの優先させてない?」










その言葉は図星だった。全然頼ってなかった。むしろ、遠慮していた気がする。














てか、私……黒澤君に怒られた?!






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