僕らの初恋青春譜







「では、今日は新入部員のために集まってもらったので、今日部活はこれで終わりですが、今週の金曜日に部活を行います。お題を出すので考えてきて下さい。お題は¨自分のことから連想する絵¨です。これで部活を終わります。ありがとうございました」の先輩の声で部活はお開きになった。

















「ふぅ。えらい難しいお題を出されたなぁ。和恋ちゃんもそう思うやろ?まぁ、次の部長候補の日向くんなら苦労せぇへんと思うけど。」

















「そりゃ、どうだろうな。俺が部長になるとはまだ思わないな。」と絵についてのことはスルーした。

















「まぁ、ええわ。金曜日また和恋ちゃんに会えるのを楽しみにしてるわっ!あっ、忘れる所やった。メールアドレス交換せぇへん?」

















「うん!ぜひ」
















「小宮ひな」とプロフィール画像とともに出てきた。プロフィール画像にはひなちゃんとその友達との写真になっていて、ひなちゃんの少し高めのポニーテールが揺れていた。


















「じゃあ、後でまたメールするわ!またなぁ〜。あっ、日向くんもまたなぁ〜」と付け加えのように言ってきたのでまた私は笑ってしまった。




















「小宮のあれさ、絶対わざとだよな。鈍感な俺でも分かるレベル。じゃあ、森山さんも無理しない程度でいいからなるべく部活に来てください。では。」と荷物を片付けて行こうとした時に私は昨日の火曜日に思っていたことを思い出した。

















名前を聞くんだ!…って。








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