僕らの初恋青春譜
それからというもの彼は(黒澤君)なぜか私にちょっかいやバカにしたような言葉を浴びせたりして来たりと謎の?隣関係が始まっていたのである。
観察結果よりやはり私の目に狂いはなく、彼はモテた。まぁ、当然だろう。と思う毎日となった。
彼は顔がいい上にバスケ部に入り「期待の新人プレーヤー」と言われているらしい。
確かにモテるということと運動神経がいいことは認めよう。しかしながら!なぜあんなにも私にだけ性格が悪いのであろうか!
何か気の触ることした?!てか、やっぱりここは理由を知ってそうな遥ちゃんに聞くしかないよね。知り合いぽいし…。
「はぁ?何で知り合いなのか?って?!やっぱり覚えてないのかぁ。」
はぁ。とため息を漏らすと遥ちゃんはぢゅーとイチゴミルクを飲み、こちらを向いた。
「それ、私も思った。なんでなの?ねぇー遥、私にも教えてってば!」
美優も目をキラキラさせて遥の方を見た。
「……まぁ、あの和恋が嘘つくわけないしこれはガチかぁー。」
遥のため息が更に大きく聞こえたのは気のせいではない気がした。