僕らの初恋青春譜



「いい?和恋?あの黒澤海斗は私と和恋にとっての幼なじみで、でもって……中学生の時の恋人!」






「……になるはずだった人よ。」と付け加えた




私は1回きょとんとしてから、今言われた言葉を思い出し……





「うそぉぉぉぉぉ?!!」







と大声で叫ぶといつの間にかイスから立ち上がってしまっていた。






すると結構なクラスの人から非難の目で見られていたことに気づき急いで座った。







「ねねねね、なんでそのことを和恋は覚えてないのよっ!ちょっと、どうなのよ〜」






ニヤニヤしながら美優は私をつついてきた。







「っううう……面目ないです。」







これには何も言えないもん!私だって。




「私もね、和恋の記憶が無いのだけ、それだけはどうしてか何も言えないのよ。でも、あの和恋が嘘つくわけないし……。」




その表情からは少し悲しそうな雰囲気を出していた。



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