僕らの初恋青春譜



「ねぇ?和恋…。和恋にこんなこと言うのおかしいかもしれないけどたったの3年でどーして忘れたのよ!!中1の時から中3までの2年間、どーして、私たちと関わらなくなったのよ!」





遥は涙を目に溜めながら、私に真面目な表情を向けていた。





でもやっぱり私もおかしいと思った。
こんなに良い幼なじみを持っていて、彼氏?になるはずだった人を忘れている自分をまだ信じられない。




何かの病気かなぁ??……なんてね。





「ごめんねっ!!遥ちゃん!何も思い出せなくて!私さやっぱり念のため病院行ってみるね」






すると、遥はむすっとしたまま







「遥ちゃんじゃない。前みたいに遥って呼んでよ…」







なんか……遥ちゃん








「ふふっ。可愛いや」







「ほんとね」








いつの間にか美優ちゃんと笑っていると







「何よぉぉぉ」








と怒っているような嬉しそうなそんな混じった声が聞こえてきて私のモヤモヤしていた心を溶かしていた。



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