愛しているのは・・貴方だけ

弁護士として仕事をはじめて
三年になろうとした時

彼の父親が、再婚するとなり
再婚相手と顔合わせに行った。

その日彼は、
私のマンションにやってきて
私をいつまでも抱いて離さなかった
「アァン‥‥モゥっ‥ムリ‥なおっ‥‥き‥」
「まだ‥だっ‥ウッ‥‥」
何度も・・・

なんだか
自分を追い込んでいるような
そんな感じがして
私は、不安になっていた。

その数日後
直綺から
「妹になる子に
プレゼントをするから
買い物に付き合え。」
と、言われた。

嬉かった、今まで
そんなことなかったから

彼は、なぜか
ジュエリーショップに行き
品物を物色していた。

私も大学生に会うような物を
探しては、彼にみせるが
彼は、首を降り続けた。

そんな彼が
一つの品物をみて
凄く穏やかな顔をした。

それは、羽を基準に
ピンクダイヤをちりばめた
シンプルだけど
優雅で可愛さがある物だった
彼は、それに決めたようだ。

彼にあんな表情を
させる子に
会ってみたいような······
恐いような······
そうかんじた。

私は、また彼からジュエリーを
もらったことはない。

彼が、両親の入籍のお祝いと
妹さんの大学入学お祝いの
食事に出掛けた日
何故だか不安になり
彼に電話した。

今まで、
そんなことをしたことは、
一度もなかった。

彼を束縛したり
彼女づらをしたり
我が儘言ったり
そんなことをするのを
彼が、嫌がると思って。

それに
お互いに少し距離を置いた
関係が良いと思っていたから。
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