愛しているのは・・貴方だけ
「ヤッ‥‥ッウ‥‥イタっ‥‥」
「まだだっ‥まだっ、入って‥ない‥」
あまりの痛みに
腰が逃げると
直綺さんから腰を握られて
引き下げられた。
「ヒヤっ‥ッウ‥‥‥ウン‥‥」
「ウッ‥‥ツウ‥‥」
直綺さんは、そのまま動かずにいてくれた
だが、直綺さんの顔も
きつそうだったから
「だいっ‥‥じょうぶ‥‥」
と、言うと
直綺さんは、腰を動かしはじめ
最初の痛みから・・
少しずつ、変化が・・・
「アァン‥‥ゥン‥‥」
「ハッ‥‥ゥン‥‥ツウ‥‥」
直綺さんは、だんだんと深く早く
腰を打ち付けて・・・
私は、意識を飛ばした。
目を冷ますと
直綺さんが心配そうに見ていて
「大丈夫か?」
「‥‥たぶん‥」
と、答えると
直綺さんは、シャワー室まで
私を運んでくれて
洗ってくれた。
自分でやると言うが
無理だといって
きかないから
恥ずかしかったが
そのまま
お願いした。
私は、シャワーをされながら
また、直綺さんに翻弄されて
再び、部屋に戻ったときには
ぐったりしていた。
そのとき、ママから
電話があり
「直綺さんが来てくれたから
大丈夫。
心配かけて、ごめんなさい。
パパにも伝えて。」
と話した。
ママは、ホッとしてくれた。
しばらく、二人でゆっくりしていると
今度は、直綺さんの携帯が
なった。
直綺さんは、画面をみたが
でなかった。
きっと、彼女の麻美さんだ。
そう思い····悲しかった···が
「直綺さん、でて下さい。」
と、言うと
「すまない。」
と、言って携帯を持って
出ていった。