愛しているのは・・貴方だけ
Ⅱ・・出会い
ママの母校である
碧山学院高校に入学した。
この高校は、
お嬢様、御曹司
と、いった特殊な人か
優秀な人しか入れない
有名な高校だ。
私は、成績優秀で入学できた。
その上
パパが交通事故で亡くなったので
保険等は······出た······みたいだが・・
ママは、
パパが亡くなってから
ずっと
花屋とフラワーデザイナーの
仕事をこなしている。
ママのデザインした花は有名だ。
そんなママが花をおさめてる
店舗の中に
宏綺さんの美容室があったらしく
宏綺さんが、ママに一目ボレをして
それからは、ずっと
食事に誘ったり、ドライブに
誘ったりしてきたが‥‥
ママは、ずっと断っていたみたい。
ママ、曰く 宏綺さんから
“からかわれている”
そう思っていたらしい······
昨年
宏綺さんから
プロポーズされて······
ママが、私に相談してきた
私は、
「ママの人生だよ。
ママが幸せになることが
一番大事だよ。」
って言うと
ママは、涙を流して喜んでいた。
遠山 宏綺さんは、
優しくてステキな人で、
私も、直ぐに大好きになった。
そんな宏綺さんには
子供が一人いて
ママは、何度かあったらしいが。
その息子さんは、
宏綺さんの妹さんの弁護士事務所に
勤めている、弁護士さんで
遠山 直綺さんと言い
26歳らしい。。
宏綺パパから
息子に会ってほしいと言われて
今日、ママの花屋の方に
来るらしい・・・
宏綺パパから
「乙香ちゃん、息子の直綺だ。
弁護士やってる。
直綺、彩の娘の乙香ちゃんだ。
仲良くしてくれ。」
と、言うと
直綺さんは、
「ああ、直綺だ。」
と、ひと言
私は、
「あっ、あ・・乙香で‥‥す
‥よろっ、よろしくお‥ねがいします。」
と、頭をさげたら
“ガタっ”と、頭をぶつけて
宏綺パパは、
「えっ、乙香ちゃん、大丈夫?」
「あっ、あ‥はいっ」
もう、恥ずかしい。
と、真っ赤になっていると
「クスッ」
直綺さんは、笑いだして
宏綺パパは、直綺さんの笑いに
びっくりしていたが・・・
直綺さんは、
私の打ったおでこを撫でて、
ママに挨拶をして
帰って行った。
まだ、仕事があるらしい。