愛しているのは・・貴方だけ

直綺は、マンションに私を送り
夢乃さんに報告に行った。

ストレス・・・とは・・
力が‥‥‥抜けた

乙香さん。
やはり私は、
直綺とは縁がなかったみたい。

直綺は、難しい顔をして
戻ってきた。

「直綺、ごめんなさい。
勘違いも甚だしかったね。」
「いや、俺のせいだ。
すまない。」
「仕方ないよ。私では、直綺に
色んな表情させれないもの。
だけど、ずっと一緒に
いたかった。
本当に、大好きだったから。」
と、涙を流すと
直綺は、そっと抱き締めてくれた。

私は、直綺の胸を押して離れて
「夢乃さんは、なんて?」
「麻美の退社は、受理する。
俺も退社しなさい。とな。」
「直綺も?」
「ああ、俺のしたことは
そういうことだから。」
「乙香さんには?」
「会わない。会わせて貰えないし。」
「いいの、直綺?」
「ああ。」
「直綺が、私で
いいなら、一緒にいるよ。」
と、言うと
「お前は、お前だけを
麻美だけを愛してくれる人と
一緒になって幸せになれ。」
と、言った。

私は‥‥‥
貴方と一緒に
幸せに・・なりたかった。

直綺は、何日か
片付けに来てくれて
私は、地元に引っ越しをした。

直綺と知り合って9年
長いようで
アッというまの時間だった。
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