愛しているのは・・貴方だけ

私は、今日から
碧山学院大附属幼稚園に
勤める。

昨夜、家に戻った。

パパは、凄く喜んでくれて
大変だったが
ママは、私を抱き締めてくれた。


律華と蓮翔とは、三人で
オーストラリアに卒業旅行に行った。

スッごく、楽しかった。
蓮翔から告白をされたが
蓮翔は、ずっと大切で大好きな
友達だから、恋愛対象には
なれない。
と、話した。

律華は、私の中に
まだ直綺さんがいると
わかっていたから
何も言わなかった。

この二年
忘れる努力もした。
合コンに参加したり
実習も頑張った
卒論も必死に作成した。

だが、私の心から
直綺さんが、出ていく事は、
なかった。

麻美さんと、幸せにしているのだろうか
赤ちゃん、どっちに
似たのかな

私を抱いたように
麻美にも・・・・
いや、いかんいかん。
お兄さんなんだから
そう、お兄ちゃんなんだから

と、日々、格闘。

そんな、私の百面相に
律華は、笑いながら
「いいじゃない、好きなままで。
人の気持ちなんか、
覚え混ませようと
しても無駄なんだから。

自分に正直な、ままでいいんだよ。
直綺さんより、乙香を大事に
してくれる人ができるまで。」
と、言ってくれた。

ありがとう、律華。
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