愛しているのは・・貴方だけ
直綺さんは、弁護士事務所の
近くのマンションに一人で住んでいる。
前は、宏綺パパも一緒に住んでいたが
今は、ママと私と三人で
私達の家にすんでいる。
結婚が決まってから
宏綺パパとママが話しあって
家を改装した。
花屋は、そのままに一階全部を。
二階は、キッチンダイニング
リビング、お風呂、トイレ
ママ達の寝室
三階は、私の部屋と
直綺さんの部屋
そしてトイレがある。
直綺さんとは、あれ以来会ってないが・・
私は、親友の律華には報告していた。
凄くかっこよくて
一目ボレをした、と。
すると、律華は
「きゃーっ、兄妹の禁断の恋」
と、騒いでいたから
「血は、繋がってないから。」
と、言い合っていると
「そんな大人、やめとけよ。
乙香が、泣くようになるぞ。」
と、蓮翔。
「わかってる。
言わないもん、この気持ちは。」
と、私。
「もう、蓮翔。
自分が、乙香に相手にされないからって
意地悪しないよ。」
と、律華。
「なんだよ。本当の事だろ。」
と、蓮翔。
二人とも私の事を心配して
言ってくれているのが
わかっているから
私は、
「二人ともありがとう。
私は、大丈夫だよ。
直綺さんに告白とかしないから。」
と、言うと
二人は、顔を会わせて
フンと、していた。
私達は、高校三年生で
大学入試を控えていた。
一応、碧山学院高校は、
碧山学院大学がある。
私は、その大学の教育学部
蓮翔は、経済学部
律華も経済学部
に、入学したいと
思っていた。
三人とも問題ないと
担任の先生には言われていたが
私達は、手抜きをすることは
なかった。