愛しているのは・・貴方だけ
それから、直綺さんと
色んな話をしていたら
パパとママが帰ってきて
「乙香、大丈夫か?」
と、パパが部屋にきた
「あっ、お帰りなさい。
怖かったけど、大丈夫。」
と、言うと
パパが、私の部屋をあけて
「お前、だれだ?」
と、私を抱き締めている
直綺さんに、言うと
「俺だよ、息子も忘れたか?」
と、言うと
「直綺?テメェ!
乙香から離れろ!」
「嫌だ。やっと、俺のものに
なったんだ。
どれだけ、我慢した
と、思ってるんだ。」
と、言い合いをしていると
「宏綺。なに騒いでいるの?
乙香は、大丈夫だったの?」
と、ママが上がってきた。
「あっ、彩、
直綺がっ、直綺が!!」
「もう、なんなの?わからない?」
と、言いながら
ママが、部屋に入ってきて
「あらっ?直綺君 お帰りなさい。」
と、言うと
直綺さんは、私を抱き締めたまま
顔だけママに向けて
「彩さんいや、お母さん。
ただいま帰りました。」
と、言うから
「直綺さん、離して。」
と、私が言うと
「嫌だ。」
と、直綺さん。
「はあっ、何が嫌だ。
乙香から、離れろ!」
と、パパ。
「本当に、親父は煩い。」
と、言って
私の手を引きママを追って
二階に降りた。
「乙香、大丈夫だったのね。
良かったわ。」
「うん、怖かったけど
直綺さんが、来てくれたから。」
「それなら、良かった。」
と、話してると
「こらっ、まて。直綺!」
と、パパが、ドタバタしながら
やってきた。