愛しているのは・・貴方だけ

俺は、その意味が
わからなかったが
乙香にこれ以上近づかない方が
いいと、何故だか思った。

その日は、麻美のマンションに行き
麻美を抱き潰した。

モヤモヤした気持ちを抱えたまま
過していた。

親父から
「入籍の祝いと
乙香の大学合格のお祝いを
するから
一緒に食事はどうか?」
と、言われた。

俺は、乙香のお祝いに
ネックレスをやることにした。

麻美を連れて
一緒に買いに行った。

麻美は、あれこれ
選んでいたが
乙香に合うものじゃなかった。

すると・・
俺の目にとまった
ネックレスがあった。

それは、羽をあしらって
それに、ビンクダイヤの小さいのが
ちりばめられていて
優雅で儚げで・・・
乙香に似合そうだった。

俺は、それを綺麗に
ラッピングしてもらった。


麻美が、そんな俺を
悲しそうに
見ていたことも
気づかずに・・・
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