君に初恋………ー母の遺した宝物ー
なんで、わかったんだろう。
困らせたくなかった。
あんな表情して欲しくなかった。
また、俺の気持ちを知らない君は笑ってくれるだろう。
なら、俺もこの気持ちはなかったことにする。
この気持ちに蓋をするんだ。
「そうだよ、本当は好きだよ。
けど、いいや。優瞳は、お前といる方が幸せそうだからな。
幸せにしないと、奪うからな。
ぢゃあな………
廉」
俺は、あいつを認める。
悔しいけど、認める。
あいつは絶対優瞳を泣かさない。
俺は、その場を立ち去った。
「お前の気持ち、俺が覚えててやるよ」
そんな呟き、聞こえない。
廉も、静かに立ち去った。
困らせたくなかった。
あんな表情して欲しくなかった。
また、俺の気持ちを知らない君は笑ってくれるだろう。
なら、俺もこの気持ちはなかったことにする。
この気持ちに蓋をするんだ。
「そうだよ、本当は好きだよ。
けど、いいや。優瞳は、お前といる方が幸せそうだからな。
幸せにしないと、奪うからな。
ぢゃあな………
廉」
俺は、あいつを認める。
悔しいけど、認める。
あいつは絶対優瞳を泣かさない。
俺は、その場を立ち去った。
「お前の気持ち、俺が覚えててやるよ」
そんな呟き、聞こえない。
廉も、静かに立ち去った。