君に初恋………ー母の遺した宝物ー
最終章ー 大丈夫、君がいるから ー
*君の涙の訳…*
昼休み。
笹原ゆゆが俺のとこにきた。
「ねぇ、優瞳がなんか、元気ないんだけど知らない?」
笹原が知らない事を俺が知るわけがない。
首を横に振る。
「あっ、でも…明日放課後時間くれない?って言われた。
なんか、あるの?聞いたら、明日まで内緒って言ってた。
だけど……ー
なんか悲しそうな顔してた。」
気になるのは、優瞳の目。
初めてあいつの影を見た。
「明日って、5月10日か。えっ、5月10日!?」
椅子をひっくり返して立ち上がる。
何?、と怪訝な顔をする俺に静かに言った。
「優瞳の、お母さんの命日よ」と。
笹原ゆゆが俺のとこにきた。
「ねぇ、優瞳がなんか、元気ないんだけど知らない?」
笹原が知らない事を俺が知るわけがない。
首を横に振る。
「あっ、でも…明日放課後時間くれない?って言われた。
なんか、あるの?聞いたら、明日まで内緒って言ってた。
だけど……ー
なんか悲しそうな顔してた。」
気になるのは、優瞳の目。
初めてあいつの影を見た。
「明日って、5月10日か。えっ、5月10日!?」
椅子をひっくり返して立ち上がる。
何?、と怪訝な顔をする俺に静かに言った。
「優瞳の、お母さんの命日よ」と。