君に初恋………ー母の遺した宝物ー
「もう朝?」


思いっきり寝ぼけてゆってしまった。


「放課後だよ。優瞳ん家で宝物探すんだろう?


もう、みんな玄関行ったし俺らも行くぞ」


さりげなく、カバンを持ってくれる廉くんのあとを追いかけて歩く。


横に追いつき、見上げる横顔は凛としていて…………


目を引く………



「廉くん、ありがとう」


素直な気持ちを言っただけ。


ほんのり頬が赤い気がする。 

別に。、と呟く。


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