~彼女の正体~
興味はあったが、どんな顔してんだ?って程度だし、そのまま俺は忘れていた。



テニスコートは何面もあり、色々な学校が練習やら試合に来ていたので、いつの間にかその集団も見えなくなっていた。



…そして、そのままデカい女のことは、忘れた…。




夏休みも終わりに近付いていたある日。



俺と彰は二人で部活のあとにファーストフードの店にいた。



「おぃ、タケルっ。あの子たち可愛いなっ。あ~っ、誰か俺の彼女になってくんねぇかな~。」



「お前…、この前の女どうしたんだ?」



彰は先週同じ学校の彼女が出来たと自慢していたハズ。



「あ?あれ?別れたよ。」



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