― BLUE ―
「さてーっと。そろそろ帰ろっかね? どーしますか、お嬢さん」
「そうだね」
「明日持って行くし。ちゃんとお寝んねして、いい子で待っててね?」
「わかった」
明日学校に卒業アルバムを持って来てくれるそうだ。
そんな千草と駅前でバイバイ。
「マコーー!!!!!」
すると千草が叫ぶ。
「話してくれてありがとーー愛してるよ〜〜」
そして大きく手を振ってくる。
またなんか涙が出てきてしまう。
あたしが千草の立場だったら、同じようにできていたとは思えないよ。
「あたしもーーっ!!」