色に例えるならまさにBLUE!ああ、なんて素敵な青春時代なんだろう。生まれ変わったら私もこんな高校生活が送りたかったなあ、と。焦ったくも、丁寧に描かれるマコとシンの距離感に何度もドキドキさせられました。
彼氏にフラれて、親友には裏切られて。似たような境遇にいるマコとシン。2人はお互いに深く干渉せずに、ただ"たまたま"一緒にいる。そんな2人の距離がなんとももどかしく、切なく、焦れったい。
でもだからこそ、新年の雪の日、シンが追いかけてきてくれたシーンや、マコの告白シーン、シンの真実が描かれるシーンがとてもよく際立っている。自分の胸がキュンとする音を聴きました。シンくんって本当は凄くマコのことがすきなんじゃないか、かわいいなあ。だいすきです。
恋だけじゃなく友情も。ありったけの青春が詰まった素敵な作品でした。ぜひご一読を!