いつの間にか 好きだった
流石 戸田さん
駆け引き上手 経営に向いてる



お兄さんが社長になったら 戸田さんは副社長になるけど 整備士は続ける


その代わり 社長に何かあったら助けるし ちゃんと経営にも携わって行く
会議にも ちゃんと出る


それが条件


一人で二役をしなきゃ行けない 大変過ぎる


「戸田さんが2人いれば 良いのに。」



クスッと笑う 戸田さん


「二人もいらねーよ。」



いつの間にか 肩にあった手が 私の右手と繋いでいた



「そう言えば 家反対方向ですよね。」


前もこんな事言った気がする
戸田さんも気付いたのか クスッと笑って


「今更?」


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