いつの間にか 好きだった
ふつふつと怒りが込み上げてくる


「今時 親が結婚相手見つける人なんて 居ないわよ!相手ぐらい 自分で見つける!」


そう言って 電源を切った


少し冷静になって 気が付いた
戸田さん 居たんだった…


しかも 結婚相手 親が決めてるし
気まずい…


「携帯貸して。」


無表情で言う 戸田さんが 怖い
危険信号が出てる


「嫌です。」


お茶を出す為 台所に向かった
勿論 携帯を持って


テレビが付いているけど 静か過ぎる
この空気が耐えきれず お風呂に入る事にした


私は 携帯の事をすっかり 忘れていた


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