レモン味の恋


「あ、りこちゃん、また泣きたくなったら屋上おいでね。」



「えっ...」


「屋上だと俺しかいないから。ね?」


「...っはい。」



もう一回手を振って入口へ走る。


今日は朝から走ってばっかりだな。


でも朝とは違ってなんかルンルンする。



なんだかわかんないけど。ルンルンする。


また会えるかな、会いたいな。


気づいたらそう考えてる自分がいた。

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