Beautiful Princess
ゆ「じゃあ、滝人はその事を知った上で私を追い出したの?」

北「違うんだ。その時は知らなかった。そして俺ら2人も仲間を殺されたショックでお前のせいだと思ってしまった。」

鉄「なぁなに言ってんだよ北斗!!!!こいつは仲間を殺したんだぞ?見殺しにしたんだ!!」

北「よく考えてみろよ。いつも1番に仲間を思ってたのはゆりかだろ?」

北斗……。

ゆ「私は風華のメンバーを信じてたよ。皆が大好きだったし、なにより大切だった。それは下っ端のやつらも同じ。全員集まった″風華″が大切だった。あの日、殺されたのは確かに私の責任だ。まさか、悪骨の奴らが来るなんて思ってもなかった。なのに私は倉庫をでて、彗の罠にハマってしまった。」

涙が止まらない。あの時の光景がフラッシュバックする。

ゆ「私は彗がスパイなんかじゃないかって襲われる前から知っていた。」

滝「?!?!じゃあ、なんで言わなかったんだよ。」

ゆ「私自身も信じられなかったし、彗の様子を見てて特に変わった事なかったから、安心しちゃったんだ。彗は裏切り者じゃないって。」

< 127 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop