Beautiful Princess
全部を話終えて、私は今いる海に目をやる。
ゆ「私が忘れないって言ったのに、すっかり、忘れちゃってた。」
斗「でも、思い出したじゃん。」
ゆ「懐かしいね。小さな約束。」
斗「なぁ、ゆりか。戦おうよ。」
ゆ「なにいってるの?私が勝つに決まってるじゃん!」
斗「俺、強くなったよ。ちゃんと。」
真っ直ぐな瞳で見つめてくる斗真。
ゆ「わかったよ、やろう。」
私は軽く構える。