君のクエスチョン
自然な流れで出てきたワード。


一瞬、思考が停止仕掛けていたけど、何とか言葉を発する。



「そう……なるね。うん」



はい。バッチリ考えてました。



「どんなこと?」



唯の隣に座り、ペンケースを鞄から取り出そうとしたところで、手が止まってしまった。


どんなことって……。


言って、見ようかな。



「わたしの名前を呼んでくれるところ、好きだなぁって」



こんなこと言ったら、そろそろ気づかれちゃうかな?
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