カルマノオト
勧められるまま再びイヤホンを耳に当てる。
私の知るバンド演奏の音楽は、典型的なドラム、ベース、ギターといった楽器で演奏されるものがほとんど。
だけどこのバンドには、どうやら金管楽器の奏者がいるようだ。
恐らくこれはサックスの音色。
高校時代、奏美が吹奏楽部でサックスを吹いていたから、なんとなくこの音色を識別する事ができたけど。
「あ、本当だ。
男の人の声が入ってきた。」
耳元で呟くような声がフェイドインしてくる。
こんなヴォーカルの入り方は、きっと今までに聴いた事がなかった。
私の知るバンド演奏の音楽は、典型的なドラム、ベース、ギターといった楽器で演奏されるものがほとんど。
だけどこのバンドには、どうやら金管楽器の奏者がいるようだ。
恐らくこれはサックスの音色。
高校時代、奏美が吹奏楽部でサックスを吹いていたから、なんとなくこの音色を識別する事ができたけど。
「あ、本当だ。
男の人の声が入ってきた。」
耳元で呟くような声がフェイドインしてくる。
こんなヴォーカルの入り方は、きっと今までに聴いた事がなかった。