カルマノオト
もちろん奏美は合流する気満々。


だけど私は、再び石崎先生と顔を合わせる事がとてつもなく気まずかった。




「祐輔君もいるんだし、奏美だけ行けばいいじゃん!

別に私は、あのバンドのファンじゃないし……。」




そう、FAbULOUSの事なんてどうでもいい。




実際にライブ中は、彼らの音楽なんてほとんど聴いていなかった。


だけどこの視線は、ずっとギターヴォーカルの彼から離せずにいて……。
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