眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「着替えてくるね!」
階段を上がってく軽い音を聞きながら、プレゼントの確認。
誕生日プレゼントがマフラーだったから、クリスマスプレゼントは手袋だ。
毎年の決まり、みたいな感じ。
着替えて戻ってきた夏生と、一日遅れのクリスマス。
プレゼントを渡すと、いつもと同じ物なのに、夏生は喜んでくれた。
これが一番いいんだって。
私が夏生からもらったのは、何故か分厚く重い包み。
開けてみると……。
「……夏生。
これって、嫌み?」
「期末テストは平均点、クリアしたし。
成績はまあまあ上がったけど。
それでも、ね」
包みの中身は、大量の問題集だった。
「そろそろ少しずつ、勉強始めててもいいと思うんだ。
それでなくてもゆずちゃん、勉強する時間少ないでしょ?
余裕はあった方がいいし」
「……うん」
階段を上がってく軽い音を聞きながら、プレゼントの確認。
誕生日プレゼントがマフラーだったから、クリスマスプレゼントは手袋だ。
毎年の決まり、みたいな感じ。
着替えて戻ってきた夏生と、一日遅れのクリスマス。
プレゼントを渡すと、いつもと同じ物なのに、夏生は喜んでくれた。
これが一番いいんだって。
私が夏生からもらったのは、何故か分厚く重い包み。
開けてみると……。
「……夏生。
これって、嫌み?」
「期末テストは平均点、クリアしたし。
成績はまあまあ上がったけど。
それでも、ね」
包みの中身は、大量の問題集だった。
「そろそろ少しずつ、勉強始めててもいいと思うんだ。
それでなくてもゆずちゃん、勉強する時間少ないでしょ?
余裕はあった方がいいし」
「……うん」