眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「あ、あの!」

「……なんだ、七尾」

……うっ。
に、睨まないでください!

「私、一年も二年も図書委員やってて。
司書さんにもよく覚えてもらってるし、その、今年もやれたなー、なんて」

「……要するに、図書委員に立候補する、というんだな?」

「……はい」

じろり、と城崎先生が私を睨み付ける。

……というか、助けてあげたのに、なんで睨まれなきゃいけないのかなー?

「やりたいといっているんだ。
図書委員は七尾でいいな」

えーっ、とかみんな勝手にブーイングあげてくれちゃってますが。
もうこれで、決まりってことで。


「……はぁーっ」

「夕葵、疲れてるな」

「そりゃ、もう」
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