眼鏡とハンバーグと指環と制服と
『はい。
柏木です』
「あ、あの、七尾夕葵と申します。
おはがきいただいて、その、あの、」
『本当に七尾夕葵さんですか?』
「はい、そうです」
『まさか、お電話をいただけるとは思っていませんでした。
申し遅れました、私、柏木敦之と申します。
芝浦会長の秘書をしております』
「あの、夏生が学校に戻れる方法があるって本当ですか?」
『はい。
本当です。
詳しい話をお聞きになりたいですか?』
「はい、ぜひお願いします」
『では……』
柏木さんと次の日、学校帰りに会う約束をした。
携帯切ってため息をついたと同時に、ドアがノックされてびっくりした。
「ゆずちゃん?誰かと電話してたの?」
「あ、うん。
亜紀ちゃんと。
明日家庭科の時間に持ってくものの確認」
柏木です』
「あ、あの、七尾夕葵と申します。
おはがきいただいて、その、あの、」
『本当に七尾夕葵さんですか?』
「はい、そうです」
『まさか、お電話をいただけるとは思っていませんでした。
申し遅れました、私、柏木敦之と申します。
芝浦会長の秘書をしております』
「あの、夏生が学校に戻れる方法があるって本当ですか?」
『はい。
本当です。
詳しい話をお聞きになりたいですか?』
「はい、ぜひお願いします」
『では……』
柏木さんと次の日、学校帰りに会う約束をした。
携帯切ってため息をついたと同時に、ドアがノックされてびっくりした。
「ゆずちゃん?誰かと電話してたの?」
「あ、うん。
亜紀ちゃんと。
明日家庭科の時間に持ってくものの確認」