眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「もう、ふたりの世界に入っちゃってて全然気付かないんだもん。
困るわー」
「……ごめん」
「司会の人が、電報チェックして欲しいっていってた」
「はーい」
司会の人に渡されて、順番とか読みとか夏生がチェックする。
だって、私に送ってくる人なんていないもん。
……だけど。
「……ゆずちゃん、これ」
「……?」
困ったような夏生から手渡された電報は。
……柏木さん、からだった。
「芝浦前会長からも来てる。
外してもらおうか」
……あのあと。
芝浦の会社は柏木さんが継いだ。
なにがあったのかはわからない。
困るわー」
「……ごめん」
「司会の人が、電報チェックして欲しいっていってた」
「はーい」
司会の人に渡されて、順番とか読みとか夏生がチェックする。
だって、私に送ってくる人なんていないもん。
……だけど。
「……ゆずちゃん、これ」
「……?」
困ったような夏生から手渡された電報は。
……柏木さん、からだった。
「芝浦前会長からも来てる。
外してもらおうか」
……あのあと。
芝浦の会社は柏木さんが継いだ。
なにがあったのかはわからない。