眼鏡とハンバーグと指環と制服と
「結婚してなくても、少なくとも同棲してるんじゃないか、って。
今日、いまから家に行く、っていうのはなんとか押しとどめたんだけど。
でも、近々抜き打ちで検査に行く、って」
「ど、どうしよう……」
……教頭先生がうちに来たら。
一発で一緒に暮らしてるの、バレてしまう。
「うん。だからね。
しばらく、亜紀ちゃんちにお世話になってて。
大体、カモフラージュで居候してることになってるから、大丈夫。
おじさんたちには明日、僕から連絡しとくから。
ゆずちゃんは帰ったら、荷物をまとめて亜紀ちゃんちに行って。
わかった?」
「……うん」
「そんな顔、しないの。
たぶん、一週間くらいだと思うから。ね?」
「……うん」
……無意識に手が、胸のリングを探って掴んでた。
そんな私を見てたなつにぃが、自分のチェーンを外した。
「なつにぃ……?」
……指環もしてられない、とかいうのかな?
そんなの、嫌だ……。
今日、いまから家に行く、っていうのはなんとか押しとどめたんだけど。
でも、近々抜き打ちで検査に行く、って」
「ど、どうしよう……」
……教頭先生がうちに来たら。
一発で一緒に暮らしてるの、バレてしまう。
「うん。だからね。
しばらく、亜紀ちゃんちにお世話になってて。
大体、カモフラージュで居候してることになってるから、大丈夫。
おじさんたちには明日、僕から連絡しとくから。
ゆずちゃんは帰ったら、荷物をまとめて亜紀ちゃんちに行って。
わかった?」
「……うん」
「そんな顔、しないの。
たぶん、一週間くらいだと思うから。ね?」
「……うん」
……無意識に手が、胸のリングを探って掴んでた。
そんな私を見てたなつにぃが、自分のチェーンを外した。
「なつにぃ……?」
……指環もしてられない、とかいうのかな?
そんなの、嫌だ……。