白と黒〜2つのリストバンド〜
1
タン タン タン───ダンッ!シュッ
「ナイスシュー」
私は静かに手をたたいた。
朝の体育館で1人私は女子バスケ部を見ていた。
入学当初からよくこうやってバスケ部を見に来ていて、いつの間にか習慣になっていた。
「あ、栞奈ー」
下のバスケ部の中からクラスメイトの美久が手を振った。
私が振り返すと美久は嬉しそうに笑った。
私は少しだけ見て教室に戻ってきた。しばらくすると部活が終わった美久たちも戻ってきた。
すると、美久が私の机に来た。
「栞奈ー」
美久はすこし甘えたような声を出した。
「ん?」
「バスケ部の助っ人入って〜」
「え?どうして?」
「人数が足りなくて大会に出れないの〜お願い〜」
美久は顔の前で手を合わせて私に頼んだ。
「…」
やりたくはないんだけどなぁ…
「ダメかな?」
「ナイスシュー」
私は静かに手をたたいた。
朝の体育館で1人私は女子バスケ部を見ていた。
入学当初からよくこうやってバスケ部を見に来ていて、いつの間にか習慣になっていた。
「あ、栞奈ー」
下のバスケ部の中からクラスメイトの美久が手を振った。
私が振り返すと美久は嬉しそうに笑った。
私は少しだけ見て教室に戻ってきた。しばらくすると部活が終わった美久たちも戻ってきた。
すると、美久が私の机に来た。
「栞奈ー」
美久はすこし甘えたような声を出した。
「ん?」
「バスケ部の助っ人入って〜」
「え?どうして?」
「人数が足りなくて大会に出れないの〜お願い〜」
美久は顔の前で手を合わせて私に頼んだ。
「…」
やりたくはないんだけどなぁ…
「ダメかな?」