白と黒〜2つのリストバンド〜
2
空の言葉を遮って私は立ち上がり体育館を出た。
「……………」
『あんたさえいなければ!!!!』
教室に戻る最中私の頭の中で過去の記憶がリピートされる。
「何さっきの」
教室でカバンの用意をしているとそんな言葉を投げかけられた。
「……………さら」
教室のドアの方を見ると、そこには中学の時の同級生さらがいた。
「あたしへのあてつけ?またバスケやってるわけ?」
さらは笑いながら私に言った。
「さらこそ、盗み見?覗き?趣味が悪すぎるんじゃない?」
私もさらに笑いかけながら嫌味を言う。
「…なっ……!!!!」
さらは私の言葉に驚いたように声を出した。
「悪いけど、今さらにかまってる暇ないの。」
そういって私はさらの横を通り過ぎようとした。
「また誰かの役割奪うんだ?」
「は?」
「また自分のせいで負けるの?」
「…………かまってる暇ないって言ってるでしょ」
「……………」
『あんたさえいなければ!!!!』
教室に戻る最中私の頭の中で過去の記憶がリピートされる。
「何さっきの」
教室でカバンの用意をしているとそんな言葉を投げかけられた。
「……………さら」
教室のドアの方を見ると、そこには中学の時の同級生さらがいた。
「あたしへのあてつけ?またバスケやってるわけ?」
さらは笑いながら私に言った。
「さらこそ、盗み見?覗き?趣味が悪すぎるんじゃない?」
私もさらに笑いかけながら嫌味を言う。
「…なっ……!!!!」
さらは私の言葉に驚いたように声を出した。
「悪いけど、今さらにかまってる暇ないの。」
そういって私はさらの横を通り過ぎようとした。
「また誰かの役割奪うんだ?」
「は?」
「また自分のせいで負けるの?」
「…………かまってる暇ないって言ってるでしょ」