白と黒〜2つのリストバンド〜
3
そして翌日朝練はないので、私はいつもより遅く家を出た。
教室につくと、試合の始まる3分前だった。少しのんびりしすぎたみたいだ。
少し急いで教室を出ようとすると教室の前には人がいた。
「……さら」
教室の前にいたのはさらだった正直今一番会いたくない人だ。
「何か用?」
なるべつ平静を保って静かに聞いた。
「どんな顔して見るのかと思って。」
「は?」
さらの言葉の意味がよくわからなかった。
「あれから一度もシュート入ってないのに、どんな顔して他人の試合を見るのかと思って。
よくそんな平気な顔してられるね、自分がみんなの足引っ張ってるのに。」
「…」
「この間の試合見たよ。最低ねせっかくパスしてくれてるのに全部外して。」
さらは見下すように私を見た。
そうだ、この間の練習試合は私のせいで負けたようなもの。
それなのにあれから一度もシュートは入ってない。
ホント最低…だから自分を攻めたし、バカみたいにシュートを打ち続けた。
私がみんなの足を引っ張っている。そんなことわかってる。
ずっと混乱してる、怖がってシュートを打つ手が震えるようになった。
けれど、今は…
教室につくと、試合の始まる3分前だった。少しのんびりしすぎたみたいだ。
少し急いで教室を出ようとすると教室の前には人がいた。
「……さら」
教室の前にいたのはさらだった正直今一番会いたくない人だ。
「何か用?」
なるべつ平静を保って静かに聞いた。
「どんな顔して見るのかと思って。」
「は?」
さらの言葉の意味がよくわからなかった。
「あれから一度もシュート入ってないのに、どんな顔して他人の試合を見るのかと思って。
よくそんな平気な顔してられるね、自分がみんなの足引っ張ってるのに。」
「…」
「この間の試合見たよ。最低ねせっかくパスしてくれてるのに全部外して。」
さらは見下すように私を見た。
そうだ、この間の練習試合は私のせいで負けたようなもの。
それなのにあれから一度もシュートは入ってない。
ホント最低…だから自分を攻めたし、バカみたいにシュートを打ち続けた。
私がみんなの足を引っ張っている。そんなことわかってる。
ずっと混乱してる、怖がってシュートを打つ手が震えるようになった。
けれど、今は…