私の彼。
ガチャ。

おなか減ったでしょ?

ドアの方に目をやると、おいしそうなにおいが私の鼻にまで届いた。

「朝ご飯作ってきたから食べよ?」

先輩はテーブルの上にお皿とスプーンを乗せた。

「かぼちゃのスープとパンだよ。食べてみて。」

私はそっぽを向いた。

こんなにひどい事されてるんだもん。少しは抵抗してもいいよね?
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