私の彼。
「茜?どうしたの?」

私、酷い事してるのかな…。心が痛くなってきた…。って、だめだめ!少しは私も怒ってるって分かってもらわなきゃ!

「食べさせて欲しいの?」

先輩は首を傾けた。

こんな時でもかっこいいとか呑気なこと考えられる私って凄いと思う。

それでも私は先輩の言葉に反応せず、そっぽを向いたまま。

先輩はそんな私の姿を見ると、パンを片手に私の隣に腰掛けた。

ギシっとベットが少しだけきしむ。
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