私の彼。
パンもかぼちゃのスープも食べ終え、ベットでボーっとしていた。

「まだ眠いのかな。」

先輩は私を抱きしめながら呟く。

目は冴えてるけど、なんだか無気力になってしまう。

「茜?なにがしたい?」

先輩は私の顔を覗き込みながら言った。

「お風呂と、歯磨きがしたいです。」

「いいよ。おいで。」

先輩は私をベットから立たせ、手を引いた。

その後姿はまるで幼い子供を見ているようだった。
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