私の彼。
「ただいま、茜。」

先輩はリュックを床に置きながら私に笑いかける。

こういう先輩を見ると、裏切る気持ちが後ろめたく感じる。

ううん。もう決めたことなんだから最後までやらなきゃ!

私は自分の頬を軽く叩く。明日は絶対に失敗できない。

「あかねー。」

そういいながら先輩は私に抱きつく。

いつものこと。先輩は私をいつも愛でてくれる。そして、過剰なスキンシップが多い…。
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