私の彼。
「いいにおいする。もうお風呂には入ったの?」

私は小さく頷いた。

「そっか、茜あったかい。」

そういって、先輩は私の肩に顔を置く。

「俺も風呂入ってくるけどゆっくり休んでね。」

先輩は私を名残惜しそうに離し、部屋を出て行った。

今日で終わり、この生活も彼からの束縛も。


でも、なんでだろ。

ココロがモヤモヤするの。
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