私の彼。
ふかふかのお布団…。
もう朝だ…。でも、もう少しだけ寝ちゃお。
そう思い、寝返りを打った瞬間、先輩の顔がドアップでうつる。

え!?えええ!?

今まで先輩は別の部屋で寝てたから流石にびっくりした…。
しかも、抱き枕状態になってるし!
私の腰には先輩の腕が巻きついていた。しかも、けっこうガッチリ。

「ん…。あ、かね?」

寝ぼけ目のまま私を見つめる先輩。

自分でも鼓動が早くなるのが分かる。

「おはよう。茜。」

無邪気に笑う人は私の…。

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