私の彼。

終わらない物語。

久しぶりの空に木に直射日光に…。

いろいろありすぎてテンションはマックスに近い。

「まずは家に帰ろう。」

そう思い、先輩の家から駅へと向かおうとしたが、ふと、あることが頭をよぎる。

電車に乗るお金がない………。

折角出てこれたのに……これじゃあ無駄だ。

絶望しかない。そう思った瞬間、聞きなれた声が後ろからした。

「え?茜…じゃなくて、荒木!?」

振り返ると、元同じクラスの藤崎君がいた。
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