私の彼。
6時間くらい電車に揺られたり、駅のホームでボーっとしたりして着いたのは一面田んぼの土地だった。

適当に乗換えとかしてたけど、多分、切符のお金足りないだろうな。

でも、駅は無人駅で誰も私を止める人はいなかった。


「なんか、自由って感じ。」

自然と笑みがこぼれた。

笑うの久しぶり。どんだけ私、人形みたいな顔してたんだろ。

太陽はすでに西に傾きかけている。大体、5時くらいかな。

お昼、何も食べてないからおなか減った…。
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