私の彼。
もういやだ。つかれた。死にたい。

帰る場所が欲しいの。お父さん、一緒にいてもいいよね。


私は先輩の机を勝手にあさり、カッターを取り出した。

そして、そのカッターを自分の首に向ける。

「サヨウナラ先輩。」

そして、つきさす。

一瞬のことだった。

「なにしてんの?」

低い先輩の声が頭上から響いた。
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